北陸新幹線の福井県内開業に向け整備が進む九頭竜川橋=8月、福井市中藤新保町上空から日本空撮・小型無人機ドローンで撮影

 福井県の西川一誠知事は28日、12月定例福井県議会の提案理由説明で、北陸新幹線金沢―敦賀間の県内工事の進捗状況を報告。南越前町と敦賀市をつなぐ「新北陸トンネル」の掘削延長が全長の約5割に達したことなどに触れ「順調に進んでいる」と述べた。県議会の会期は12月19日までの22日間。

 県新幹線建設推進課によると、新北陸トンネルは全長19・7キロで、6工区に分けて掘削が進んでいる。18日現在で各工区の掘削延長の合計が9・6キロに達したという。工事契約では、同トンネルは2020年春ごろまでに完成する予定。西川知事はこのほか、11月に南越前町役場北側で日野川の架橋工事が始まったことや、12月に福井駅南側の足羽川の架橋工事に着手することも説明した。敦賀―新大阪間については、駅の位置などを決める調査の状況を紹介。県内区間は12月からボーリングなどによる地質調査に入ることを明らかにした。

 また、福井や愛知など6県と名古屋市で北陸と中京圏の鉄道アクセス向上をテーマとした検討会を10月に設けたことも報告した。6月の中部圏知事会議で西川知事が設置を提案した会合で、各自治体の担当課長で構成。当面は北陸新幹線敦賀開業後の乗り継ぎ利便性確保に向け、特急本数の確保などの課題解決策を話し合う。

 本会議では、継続審査となっていた16年度の歳入歳出決算と公営企業会計決算を認定。県人事委員会の勧告に基づき職員給与費を引き上げるため7億600万円を増額する一般会計補正予算案など議案19件と、報告5件が提案された。

 休憩中には、在職30年の議員2人と同10年の議員5人が県会表彰を受けた。合わせて全国都道府県議会議長会の表彰状伝達、知事感謝状の贈呈もあった。

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