白山山頂付近

 石川、岐阜両県にまたがる白山(2702メートル)で29日未明、火山性地震が増加し、同日午後9時までに391回を観測した。気象庁は、火山活動がやや高まっているとして、今後の推移に注意するよう呼び掛けている。

 気象庁によると、2005年12月の観測開始以来、1日当たりの地震回数の最高は14年12月16日の167回。100回を超えたのは、17年10月10日の118回を含め3度しかなかった。

 29日午前5時6分ごろには、山頂付近の深さ3キロ付近でマグニチュード(M)2・8の地震が発生し、石川県白山市白峰で震度1を観測した。地下でのマグマの移動などを示す火山性微動は観測されていないことなどから、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)の噴火予報に変更はない。同庁火山課は「地震の回数自体は多いが、震源は3キロ前後と深めで、噴気や噴火などの表面現象にすぐに発展することはないと考えている」としている。

 白山は1500年代には複数回、噴火した記録が残っており、最後の噴火は1659年とされる。

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