郵便局から連絡を受け、表面が剥離した道路の損傷状態を調べる福井市職員=同市下中町

 福井市が市内全郵便局と締結した、道路の危険箇所の情報提供に関する協定が効果を発揮している。7月下旬の締結から3カ月で33カ所の情報が寄せられ、市の担当部署が補修するか監視対象に加え、事故の未然防止につなげている。

 市は点検パトロールや市民からの通報で、毎年千カ所前後の危険箇所を発見している。ただ、市道の総延長は約2100キロ。点検や通報だけではすぐに見つけられるとは限らないため、市内一円の道路事情に精通している郵便局員の力を借りようと、7月14日に協定を結んだ。

 寄せられた情報33カ所のうち市道は18カ所で、内訳は陥没6、亀裂・水たまり4、隆起などその他8。市監理課によると、例えば陥没が深さ10センチ以上あるとタイヤがパンクする危険性が高まるため、深さ5センチ以上だった場合は即時補修を行う。これまで緊急性が高かった6カ所を1週間以内に直し、ほかは監視対象とした。

 市道以外の15カ所は県道や農道で、それぞれの道路管理者に連絡した。

 市監理課の農中清課長は「毎日同じ道を走っている郵便局員だからこそ気付ける変化がある。通常業務がある中、きめ細かな情報をもらえて感謝している」と話す。

 道路が安全な状態であることは、郵便局側にとっても重要。市内郵便局からの危険箇所情報をまとめ、市に提供する福井中央郵便局の担当者は「道路が補修されれば事故が防げて業務が円滑になる。ウィンウィンな協定」としている。

 農中課長は「冬場は積雪で道が隠れて危険箇所を把握しにくい。今後も情報提供してもらえれば」と話し、市民からの情報提供も呼び掛けている。問い合わせは同課=電話0776(20)5555。

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