ゆるい哲学の参加者たち=福井県鯖江市の文化の館

「普段の生活の中で自己肯定感を得られる機会が少ないのではないだろうか?」

自分を自分で肯定したり、承認できたりしていないために、自分のやりたいことを持てていない。自分自身を承認することがとても難しいから

「SNSなどにおいて他人から承認されることで、安心してしまうかもしれない」

素朴な絵本の世界から現代をとりまくSNSの世界へ。

参加者たちは時間の許す限り、自由に発言し、互いのアイデアを受け入れ、ある発想から別のまた新しい発想へ飛躍を楽しんでいきました。

出てきた着想や疑問には、しっかりとした根拠や、科学的な実証みたいなものはまったくありません。ただどの意見も、自分を含め、参加者たちにとってはとても示唆に富んだものであったように思います。

ある参加者がこの会が終わった後にこう言いました。

「なんかモヤモヤする。帰ってから眠れなさそうだ」

モヤモヤはいわば、答えが出てこなかった「気持ち悪さ」みたいなものでしょう。そのモヤモヤをきっかけに、日常の何気ないことに疑問を抱き、自ら問いを立て、考えを深めていってもらえたらいいなと、僕は思います。それを繰り返し、多様な価値観を内包する現代において、それぞれ個々人がよりよく生きられるための解らしきものを見つけて、一日一日に充実感をもって生活を営む。そんな、きっかけづくりができたのであれば、今回のゆるい哲学は、大成功だったのではないでしょうか。

(筆者:ゆるパブメンバー 青山 海里)

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 【ゆるパブコラム】福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。ゆるパブメンバーを中心に執筆中。

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