西川一誠知事との面談後、報道陣の質問に答える世耕弘成経産相(左)=26日、福井県庁

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について、西川一誠知事は27日、再稼働に同意した。ただ、県が求める国民理解の促進や中間貯蔵施設の県外立地の具体化は道半ば。高浜、大飯両原発で同時に事故が起こる「同時発災」を想定していない広域避難計画への不安も残る。喫緊の課題を棚上げしたままの再稼働となる。

 ⇒大飯3、4号機、知事同意までの流れ

 地元おおい町と県議会が再稼働に同意して約2カ月。知事は11月22日からわずか5日間で現地視察を行い、岩根茂樹関電社長、世耕弘成経済産業相らとも相次ぎ面談。精力的に国や事業者から考えを確認し、「同意」への裏付けを一気に進めた。

 大飯3、4号機は東京電力福島第1原発事故後、新規制基準のなかった12年に、政治判断で動いている。ベテラン県議は「12年の再稼働に当たってはかなり議論した。知事は新規制基準でさらに安全になっていることは分かっている」。9月県議会閉会後から同意までには、時間はかからないとみられていた。しかし、実際は違った。

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