優勝した結川陽登君(右手前)と多田葵一君(右手前から2人目)のロボット。センサーでコースの白と黒の部分を読み取り、8本足で歩いている=26日、福井市のハピリン

 福井県情報システム工業会による小学生対象の「越前がにロボコン」(福井新聞社、組込みシステム技術協会共催)が26日、福井市のハピリンで開かれた。県内外の19チームが越前がにをモチーフにしたロボットをプログラミングして動かし、宇宙に見立てたコースでミッションに挑戦した。高学年の部は多田葵一君、結川陽登君(ともに村岡小5年)のチーム、低学年の部は中島広太郎君(社南小2年)が優勝した。

 同工業会の設立30周年記念事業として、子どもたちにプログラミングやものづくりへの興味を深めてもらおうと初めて企画した。

 同ロボコンは、越前がにを模した自律型ロボットによる宇宙探索をイメージした。児童は、今夏に開かれた同ロボコン実行委員会による講習会などに参加し、市販のキットを使ったロボットの組み立てや、プログラミングを学んだ。ロボットはコース通りに進むための明るさを感知するセンサーや、ミッションを遂行するようプログラムされた小型パソコンを搭載している。デザインも工夫し、本物のカニの甲羅を取り付けたユニークなロボットもあった。

 コースは往復約7メートルで、2チームずつトーナメントで対戦。地球から宇宙に飛び出し、たどりついた惑星で卵に見立てたボールを産み落とすなどのミッションをこなし、地球に帰還する設定。ミッションごとに得点が異なり、制限時間内に獲得した得点で競った。

 1チーム1~2人で、低学年の部には6チーム、高学年の部には13チームが出場。児童はスタートの合図とともに機体の電源を入れ、宇宙探索に向かうロボットを見守った。コースから外れた場合は、センサーを調整したり、配線を確認したりして最初からやり直した。祈るように見つめ、ロボットが無事ミッションを達成して帰還すると喜びを爆発させていた。

 高学年の部で優勝した多田君と結川君のロボットは安定した歩行でコースを進み、ミッションを次々と成功させて高得点を記録。2人は「プログラム通りにうまく動いてくれてうれしかった。将来は自分でロボットを作ってみたい」と笑顔をみせていた。

 福井新聞社は、宇宙に携わる人材育成などを目指す「ゆめ つくる ふくい」プロジェクトの一環として、同ロボコンを共催した。

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