風船を飛ばしホワイトザウルスの復活を祝う参加者=26日、福井県勝山市村岡町郡

 おかえりホワイトザウルス―。骨組みの腐食により昨夏、頭部が落下した福井県勝山市村岡町郡の恐竜モニュメント「ホワイトザウルス」が新調され26日、完成式典や記念イベントが行われた。市民ら250人の参加者は真新しく生まれ変わった白い恐竜を見上げ、約1年5カ月ぶりの勝山のシンボルの復活に笑みがこぼれた。

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 2代目となるホワイトザウルス(全長16・9メートル)は、和紙や木製で経年劣化が進んだ初代と異なり、雨などに強い繊維強化プラスチック(FRP)製。外観、サイズともほぼ忠実に再現し、見た目はうり二つの恐竜となっている。

 総事業費は3600万円。市がインターネットを通した資金調達「クラウドファンディング」を行い、500人から約850万円の寄付が集まった。

 完成式典では山岸正裕市長が「恐竜王国勝山のシンボルとしてこれからも大切にしていきたい」とあいさつ。地元の今井克己・村岡町区長会長は「頭部が落下してから全国からお見舞いの言葉をいただき注目の大きさを実感した。こんなにたくさんの人が集まり期待感の大きさを感じる」と述べた。

 記念イベントも行われ、参加者全員で風船を上げ完成を祝ったほか、ポスター撮影やまんじゅうまきが行われた。

 参加した山内葉奈さん(小学2年)は「以前の恐竜は木でできていたけど変わっていてかっこよくなった。新しくなってうれしい」と笑顔を見せていた。

 ホワイトザウルスは2011年に県立恐竜博物館の近くの市道沿いに設置され、同博物館の来場者を出迎えるようにそびえ立っていた。周辺は芝生広場として整備され、撮影スポットにもなっている。骨組みの木材が腐食し、昨年7月に頭部が落下し撤去されていた。

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