北陸―福井工大福井 スパイクを放つ北陸の水島健=25日、福井県営体育館

 【春の高校バレー福井県代表決定戦・男子 北陸3―1福井工大福井】

 後衛から北陸水島健主将が勢いよく跳んだ。「試合前から最後は自分が決めるつもりだった」。こん身のバックアタックはレシーブを弾いた。12年ぶりの優勝。その瞬間、選手たちはコートに倒れ、喜びを爆発させた。

 昨年の決勝はフルセットまでもつれた大接戦の末に敗退。大半のメンバーが残った今年は「北陸優位」の下馬評だった。

 だが1年越しのリベンジマッチに力が入りすぎた。第1セット。「緊張と力みでいつもと動きが違った」(牧野主典監督)と単調な攻撃に終始し、24―26で落とした。

 流れを変える。そのために再確認したのが「攻撃のバリエーション」。第2セットから「クイックを使い変化をつける」とセッター赤川尚暉がセンター山田塁へ積極的に配球。中央からリズムをつくると水島主将、村上智彦の両エースも勢いづいた。

 スピーディーな攻撃に加え、正確なレシーブも光った。「守備から切り返して攻める力を伸ばした」と指揮官が言うバレーを展開。攻守で成長した姿を示し、宿敵福井工大福井に土をつけた。

 久しぶりの大舞台だが選手に気負いはない。今夏の全国高校総体(インターハイ)では16強に入り、水島主将は「全国のレベルを確認できた。流れに乗ればいい戦いができる」と自信を見せる。本番まで約1カ月。牧野監督は「もっと伸びる。基本を徹底し、万全の状態で臨みたい」と闘志を燃やした。

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