福井県鯖江市文化の館の広場で開催されているマルSABAの様子。子どもたちの成長を親が感じられる場所でもある

ゆるパブメンバーの酒井ゆきこです。母であり、主婦であり、ハンドメイド作家です。5月と10月の年2回、福井県鯖江市文化の館の隣(交流広場)で、ハンドメイドイベント「マルSABA」を主催しています。「マルSABA」は「(家族)マル(ごと楽しめる)マルシェSABAEの略」。家族が楽しめ、ママたちの活躍する場を提供しようとの思いで始めました。

◆主婦がハンドメイドイベントを主催?

ここまで読むと、どんなにやる気のあるママかと思われるでしょうが、以前は疎外感にさいなまれていました。横浜市出身の私は10年前に結婚を機に鯖江市に移り住み、出産し、育児と家事に追われる毎日を過ごしていました。知り合いも少なく、育児に疲れ、相談できる人がいない孤独感、社会から自分だけが取り残されていきそうな不安の中、実家の母からの電話が唯一の楽しみでした。

ある日、子どもを連れ、西山公園を散歩していたら、公園の横に子育て支援センターがあり、ふと入ってみたらたくさんの親子連れがいて、いつの間にか毎日通うようになっていました。ママ友が少しずつ増え、自分の居場所やこれからについて考える余裕が出てきたとき、ふと思ったのです。

「子どもと一緒に過ごしながら出来る仕事がしたい。」
「でも、子どもが学校から帰宅したら、おかえり!と言ってあげたい。」

私は外で働くよりも家で出来る何かを探すようになりました。その結果、子どもの昼寝の時間だけ製作するというスタイルでの「ハンドメイド作家」という仕事を選んだのでした。

ハンドメイドを始めると、ママ友の中でも私と同じように、子育ての苦労や悩み、社会生活からかけ離れていく自分、孤立感などを感じている方が多いことが分かりました。毎日の支援センターでの会話が、私たちにかけがえのない楽しみの時間となっていました。そんなとき、友人に「ハンドメイドマルシェを一緒にしないか?」と誘われ、その話し合いに参加したのが全ての始まりでした。

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