大飯原発3、4号機の再稼働を巡り、福井県の西川一誠知事(右)と面談する関西電力の岩根茂樹社長=23日、福井県庁

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を巡り、同県の西川一誠知事は23日、関電の岩根茂樹社長と県庁で面談した。県が求めている使用済み燃料の中間貯蔵施設の県外立地について、岩根社長は「2018年に具体的な計画地点を示す」と明言し、再稼働に理解を求めた。西川知事は「努力は理解する」と述べた。

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 中間貯蔵施設について関電は、20年ごろに県外の立地地点確定、30年ごろの操業を県と約束していた。西川知事は再稼働同意に当たり、関電に計画具体化を求めていた。

 岩根社長は、中間貯蔵施設の県外立地に関し「国と連携しながら、全社一丸となって取り組んでいる」と述べた。福井県外の関電供給区域内の自治体や地域団体などに約7千回以上の訪問説明を行ったことなどを強調し「18年に具体的な計画地点を示す。20年ごろに地点を確定し、30年ごろに操業を開始する予定」と述べた。

 その上で「原子力の安全確保に終わりはなく、さらなる安全性をたゆまず向上させていくとの強い意志と覚悟の下、安全最優先で運転保全に万全を期す」と語り、再稼働の意向をあらためて示した。

 これに対し西川知事は、原子力エネルギー政策は国の根幹に触れる課題とし、同意判断までに国の考えを確認する意向を表明。「県民に信頼の得られる判断をしていきたい」と述べた。

 大飯3、4号機の再稼働を巡っては、世耕弘成経済産業相が26日に福井県を訪れ、西川知事と会談する方向で調整している。西川知事は、世耕経産相から国の考えを確認した上で、週明けにも再稼働に同意するとみられる。

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