紅葉で色づく境内に一足早く設置された門松=23日、福井市田ノ谷町の大安禅寺

 福井市田ノ谷町の大安禅寺に23日、一足早く門松がお目見えした。赤や黄に染まった境内の木々と青々とした門松の対比が、訪れる人々の目を楽しませている。

 門松は高さ2メートル20センチで、寺に自生する松や竹、梅などを主に使った。縁起のいいナンテンや葉ボタンをあしらい、趣の中に華やかな雰囲気も醸す。

 この日は早朝から庭師の末政幸憲さん(80)=福井県坂井市=や檀家の人らが作業を進めた。今回のテーマは臨済宗の開祖、臨済義玄禅師の言葉「随処に主と作る(ずいしょにしゅとなる)」で、「どんな所、場面でも主体性を持ち、真心を尽くして生きていく」という意味がある。高橋玄峰副住職(35)は「個人の尊重が行き過ぎると、わがままと同じになってしまう。周りを照らす存在になるには何が大切か、いま一度見つめ直したい」と話していた。

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