生産のピークを迎え、次々と天日干しされるつるし柿=20日、福井県南越前町二ツ屋

 福井県南越前町の特産「今庄つるし柿」の生産がピークを迎えている。農家の軒先に並んだ“朱色のカーテン”が、一段と寒さが増す季節の到来を告げている。今年は豊作で10万個近くを出荷する見込み。

 今庄つるし柿は「長良(ながら)」と呼ばれる渋柿の品種を使う。ナラやケヤキをくべた煙でいぶして甘みを引き出している。

 特産振興会の塚田義正さん(69)方では20日、皮むきなどの作業を行った。皮をむいた柿は草で編んだ縄に10個ずつつるし、まずは天日干し。その後、炉でいぶして実をもみ、お湯で洗って再び干す。収穫から完成まで1カ月近くかかる。塚田さんは手塩にかけた柿を眺め「傷や皮のむき残しを厳しくチェックし、自信のあるものだけ出荷している。おいしく食べてほしい」と話していた。

 JA越前たけふによると、今年は台風の被害があったものの、出荷個数は不作だった昨年の5倍近くになりそう。29日から出荷する。

 

 

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