子どもの自殺再発防止に向け、教育相談業務担当者を対象に開いた研修会=22日、福井市のアオッサ

 福井県池田町池田中で今年3月、当時2年の男子生徒が自殺した問題で、県教委は22日、学校で相談業務に携わっているスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーらを対象にした研修会を福井市のアオッサで開いた。参加者は、子どもの自殺の再発防止に向け、学校内でのいち早い情報共有、子どものSOSの把握、支援のあり方などを考えた。

 約100人が参加。松田健志県教育振興監が「自殺の原因が教員の不十分な生徒理解と不適切な指導にあるとされたことは残念で重く受け止めている」と問題を振り返った。その上で再発防止に向けて「自殺の危険を示すサインに気付き、必要な支援につなげる『ゲートキーパー(命の門番)』になってほしい」などと呼び掛けた。

 配慮の必要な子どもに関する情報の共有と、問題の早期発見・早期対応の重要性を強調。医療機関、自治体、警察など関係機関と連携した支援拡大の取り組みも求めた。

 研修は非公開で、県教委によると、県スクールカウンセラースーパーバイザーで梅花女子大心理こども学部の後藤智子教授が「子どもの自殺の予防と対応~チーム学校による連携構築に向けて~」と題して講義。その後、グループに分かれ、各学校での取り組みや事例、成果、課題を話し合った。

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