福井県教委が入る福井県庁=福井市大手3丁目

 福井県教委は20日、県立高での今年9月の超過勤務時間が、最も多い教員で218時間だったと明らかにした。教員は福井国体の強化指定を受けている運動部顧問で、土日曜の遠征など部活動の指導時間が要因になっているという。厚労省が「過労死を発症する可能性が高い」としている月80時間の2・5倍以上。県教委は「心身の不調などの相談はないが、是正を進める」としている。

 県教委が、県立の高校(高志中含む)と特別支援学校の教員計2369人を対象に実施した勤務実態調査から明らかになった。

 超過勤務時間は平日の勤務時間外と、土日祝日に出勤した時間の合計を算出。この顧問については「部活動の週末の遠征や、朝練習などで超過勤務が長時間になったのではないか」としている。県教委と当該校長、当該校長と教員との面談で超過勤務削減の指導を行ったといい、「部活動以外の校務負担を軽減するなどして縮減に努める」としている。

 この日開かれた県教育委員会の会合では調査結果の概要を報告した。9月の平日の平均勤務時間は高校は9時間47分で、前年同期比20分減。特別支援学校は9時間7分で前年同期比11分減だった。超過勤務時間が80時間以上だった教員の割合は高校の5月は33・8%、9月は30・9%。特別支援学校は5月が3・8%、9月が1・2%だった。

 いずれも減少した理由について県教委は「勤務時間縮減に向けた出退勤時間の管理や、職員の意識改革が進んだ」とした。

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