レッサーパンダの咲弥=20日、福井県鯖江市西山動物園

 福井県鯖江市西山動物園で飼われているレッサーパンダの2歳の雌「咲弥(さくや)」が20日、繁殖のため天王寺動物園(大阪市)に旅立った。立派な母親になることを願いながら、飼育員たちが咲弥の“嫁入り”を見送った。

 西山動物園で生まれた咲弥は7歳の雄ヤンヤンと6歳の雌キラリの子。臆病ながら人懐っこい性格で人気者だった。ペアの相手となる適当な雄がいなかったことから、天王寺動物園の4歳の雄メルと繁殖を目指すことになった。

 同日、同動物園の職員2人が来園。輸送用ケースに入れられた咲弥はワゴン車に乗せられ古里を後にした。「元気に子どもを産んで」と見送ったレッサーパンダ飼育担当の伊藤朗さん(46)は「咲弥はこれまで家族としか一緒におらず、新しい環境になじめるか心配な面もあるが、きっと大丈夫。向こうでも咲弥同様、人気者の子どもを産んでくれると思う」と“親心”を見せていた。

 西山動物園でのレッサーパンダの飼育数は咲弥の移動で10匹になった。

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