「読むよろこび、書く楽しみ」をテーマに話す宮下奈都さん(右)=19日、福井市の県立図書館

 福井県立図書館の「文学フェスタ」が19日、福井市の同図書館で開かれた。同市在住の作家、宮下奈都さんのトークショーや小説の書き方講座などがあり、県内外の多くのファンが文学の魅力に触れた。

 トークショーには県内外から約200人が訪れた。宮下さんは、3人目の子どもを妊娠した時に「この子が生まれて育児が忙しくなる前にやりたいことをやろう」と考え、小説を書き始めたエピソードを披露。「書きたいことがあるのに、この仕事が一段落したらなどと機を待っていてはもったいない」と会場に語りかけた。

 また、小説を書き始める時にテーマは決めておらず、「書きながら考えて結末にたどり着くのが私の書き方」と明かした。来場した新井日香莉さん(13)=坂井市=は「考え方や境遇を聞いて作家を身近に感じた。考えすぎず一歩踏み出したい」と話していた。

 同フェスタは県ふるさと文学館が初めて企画。県内を拠点に創作する18団体が設けた活動紹介や作品の販売を行うブースや、新潮社編集者による小説の書き方講座も行われた。

関連記事
あわせて読みたい