大飯原発3、4号機の運転差し止め訴訟控訴審の口頭弁論が開かれた名古屋高裁金沢支部=20日、金沢市

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止め訴訟控訴審の口頭弁論が20日、名古屋高裁金沢支部であり結審した。内藤正之裁判長は住民側が申請した証人尋問を却下し、この日再度申し立てられた裁判官3人の交代を求める忌避も却下した。判決の言い渡し日は後日指定される。

 大飯3、4号機をめぐっては、一審福井地裁では樋口英明裁判長が2014年5月、関電の地震対策に「構造的欠陥がある」として運転差し止めを命じた。控訴審では13回の口頭弁論が開かれ、今年4月には元原子力規制委員長代理の島崎邦彦・東京大名誉教授(地震学)が証人として出廷。大飯原発の基準地震動(耐震設計の目安とする揺れ)が過小評価されていると指摘した。

 7月には内藤裁判長が近く結審する方針を示したため、住民側は裁判官3人の交代を求める忌避を申し立てたがその後、同支部、最高裁ともに却下した。

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