送検される室坂一美容疑者を乗せたとみられる車=18日、福井県警福井署

 福井県勝山市の無職松山としさん(84)が元町2丁目の自宅で頭を殴られ殺害された事件で、殺人と住居侵入の疑いで逮捕された、松山さんの長女(60)の元夫で無職室坂一美容疑者(62)=同市=が、長女に強い殺意を抱いていたとみられることが18日、捜査関係者への取材で分かった。松山さんに長女と離婚させられたという趣旨の供述もしているらしく、県警勝山署などの捜査本部は、室坂容疑者が8年前の離婚前後から2人に恨みを募らせていたとみて、動機の解明を進める方針。

 同署は18日、留置先の福井署から室坂容疑者を送検した。送検容疑は15日午後6時ごろ、松山さん宅の1階居間で、松山さんの頭を金づちで複数回殴打し、殺害した疑い。

 捜査本部によると、室坂容疑者は松山さんと長女の「2人とも殺そうと家に行った」と供述している。2009年に長女と離婚し、「金を無心されている」などと長女が離婚前後に数回、勝山署に相談していた。

 室坂容疑者の知人らによると、同容疑者は離婚前に仕事を退職し、離婚後は実家に戻っていた。現在は1人で住んでいたとみられる。

 捜査本部によると、凶器の金づちは頭部が金属製で、片方にくぎ抜きが付いているタイプ。打撃部分で殴ったとみられ、複数の陥没骨折があった。

関連記事
あわせて読みたい