福井勝山総合病院=2014年4月撮影

 福井大は16日、同大医学部附属病院(福井県永平寺町)の産科婦人科の男性医師を来年4月から、福井勝山総合病院(勝山市)に常勤医として派遣すると発表した。同病院の産婦人科に常勤医が配置されるのは約6年ぶりで、平日の診療に加え、夜間・休日の救急にも対応する。

 同病院の産婦人科は、旧福井社会保険病院時代の2007年度に医師不足から分娩(ぶんべん)を取りやめ、妊婦健診は同病院で行い、分娩は福井大医学部附属病院が担う連携体制を取ってきた。

 12年1月に旧福井社会保険病院の産婦人科の常勤医が不在になって以降は、福井大医学部附属病院が派遣する非常勤医4人が、交代で週4日の昼間だけ健診など外来診療に当たっている。

 診療体制の強化と緊急時の初期対応が課題になっており、福井大は県や勝山、大野両市の強い要望を受け、常勤医派遣を決めた。来年4月以降は常勤1人と非常勤1、2人の体制で月曜から金曜の午前、午後に外来診療に当たり、常勤医が救急にも対応する。分娩は従来通り、福井大医学部附属病院で行う。

 同大医学部産科婦人科学の吉田好雄教授は「地域医療に対する貢献は最大の使命で、今後も地域のために地道な努力を続けていきたい」と話している。福井勝山総合病院の兜正則病院長は「いつでも産婦人科疾患に対応できるようになり、住民の方々が安心して暮らせる医療を提供できる」と期待している。

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