式典で救急車贈呈用の鍵を受け取る日馬富士関(右)=2016年2月、福井県鯖江市の鯖江・丹生消防組合消防本部

 大相撲の横綱日馬富士関が平幕貴ノ岩関に暴行を加えた問題で、日馬富士関の仲介で救急車などをモンゴルに贈っていた縁のある福井県鯖江市の関係者らは「暴行するような人には見えない」「何かの間違いでは」と一様にショックを受けている。

 2006年に父親を交通事故で亡くした日馬富士関は、日本から母国へ救急車や消防車を贈る仲介役を務めており、鯖江・丹生消防組合は13年から16年まで4年連続で1台ずつ寄贈。毎年贈呈式の際に鯖江市を訪れていた。16年2月に式典の進行を日馬富士関に説明した同組合朝日分遣所の吉村正典所長(53)は「誰に対しても紳士的で、威圧感は感じなかった」と印象を語り、「ニュースを見てびっくりした。暴行するような人には見えなかった」と驚きを隠さなかった。

 15年3月の贈呈式の際に記念撮影に応じてもらい、ファンだという福井市内の公務員女性(52)は「優しそうな人でまさかという感じ。よっぽどのことがあったのだろうか。引退や解雇もうわさされるが、何とか角界に残ってほしい」と話していた。

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