福井県丹南地区の県立高再編案

 福井県丹南地区の県立高再編について、地元の有識者らから意見を聞く地区懇談会の第3回会合は14日夜、サンドーム福井であった。意見交換は非公開で、県教委によると2020年度に鯖江と丹南、武生商業と武生工業をそれぞれ統合し、現在の7校から2校減の5校体制とする最終案におおむね了解が得られたという。県教委は今後、県議会に説明した上で、年内に県教育委員会を開き再編計画を正式決定したい考え。

 同計画がまとまれば、現在の中学1年生の入学時から5校体制になる。県立高再編はこれまで奥越、若狭、坂井の各地区で行われたが、2校削減は丹南地区が初めて。

 来年4月には、統合後の学校の教育方針やカリキュラムを協議する「準備委員会」を鯖江と丹南、武生商業と武生工業で一つずつ立ち上げる。準備委員会は校長をトップに、教員や県教委で構成する。

 県教委が示した最終案では、鯖江は丹南を統合し、普通科内にスポーツ・福祉コース(仮称)、IT・デザインコース(同)を設ける。両コースは丹南の実習棟を活用するが、今回「将来的に1キャンパスへの移行を検討する」との文言を盛り込んだ。国公立大への進学指導を強化する「探究科」も新設する。

 武生商業と武生工業は統合し、総合産業高とする。商業系は現在の3学科を2学科に、工業系は4学科を3学科に再編。実習設備を更新し、産業分野への人材育成を強化する。20年度以降も2キャンパス制とし、25年度に1キャンパスにするが場所は未定。

 このほか武生にも、探究科(同)を設け、難関大学への進学を強化する。

 この日の議論では委員から「今後の生徒数減に応じて学科の枠組みなどを柔軟に対応すべきだ」との意見や、統合する学校間のシャトルバスの運行計画をただす意見などが出たという。

関連記事
あわせて読みたい