弾道ミサイル発射を知らせる防災行政無線スピーカー(奥)。福井市北体育館ではバウンドテニス大会が開かれており、福井県内外の選手たちが館外に出て耳を傾けた=14日午前11時10分ごろ

 「ミサイルが発射された模様です」。警報サイレンの音が福井県内に鳴り響いた14日の国民保護共同訓練。市民からは「本当だったら、どこへ逃げればいいのか」「地下に避難して、というけど、どこに地下があるのか」と、不安がる声が聞かれた。ただ、屋内勤務の会社員らからは「サイレンの音が聞こえなかった」など、訓練の実効性を問う声もあった。

 住民票の手続きで、2歳の息子と福井市役所を訪れていた主婦の加藤仁美さん(42)=同市=は、庁内でサイレンの音を聞いた。「訓練のことは知らず少し驚いた。実際にミサイルが飛んできたらどうしていいか分からない」。訓練時は仕事で車の中にいた森崎勇成さん(29)=あわら市=は「運転中にすぐ避難できる場所を探すのは難しい。実際ならパニックになっていたと思う」と振り返った。

 会社員の松尾志信さん(53)=小浜市=は「学校などでは決められた避難場所があるのだろうが、会社ではそういった取り決めがない。各企業でどう行動するかについて今後、考えていかなければならないだろう」と指摘した。

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