ふるさと納税を使った高校生の長期留学支援制度の内容をPRする動画の一場面

 ふるさと納税の寄付先を複数の取り組みから自由に選べる福井県の「プロジェクト応援型寄付金」をPRする動画が、寄付先の八つの事業全てで出そろった。高校生の長期海外留学支援と福地鶏の普及を後押しする動画が新たに加わった。いずれも県のホームページ(HP)で10月から公開しており、担当の県地域交流推進課は「動画を活用して使い道を分かりやすく伝えることで、趣旨に賛同した寄付が増えれば」と期待している。

 「プロジェクト応援型」のふるさと納税の受け付けは2014年度にスタート。寄付額は徐々に増え、16年度は県への寄付総額6472万円のうち5019万円を占めた。17年度は、高校生の長期海外留学支援と福地鶏の普及のほか、福井城址(じょうし)の山里口御門復元、福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会(全国障害者スポーツ大会=障スポ)の応援など八つの事業から寄付先を選ぶことができる。

 県のHP「ふるさと福井応援サイト」では15年度から、プロジェクト応援型事業のPR動画を公開している。さらに充実させようと、16年度からの高校生留学支援と、17年度からの福地鶏の動画を約70万円を費やして追加した。

 留学支援事業は、海外に1、2年間留学する高校生を対象に奨学金を給付する制度。16年度は約1600万円の寄付があり、4人が留学した。動画は5分近くあり、支援を受けた高校生2人が登場。留学時の体験談や留学の意義を語っている。

 福地鶏は県畜産試験場が開発し、卵を採るだけでなく、食肉用にできる卵肉兼用が特徴。動画は2分余りで、福地鶏の特徴や開発経緯のほか、菓子店や地産地消を売りにする飲食店などへの販路拡大の取り組みを紹介している。

 県は、寄付者が郷里の活性化を応援するという、ふるさと納税制度本来の趣旨に沿ったプロジェクト応援型の寄付を増やしていく構え。県地域交流推進課の藤丸伸和課長は「17年度で山里口御門の復元、18年度で国体応援の事業は終了する。それに代わる新たな使途を追加するなどして、事業の充実を図っていきたい」としている。

 プロジェクト応援型の8事業への寄付は同サイトからクレジット決済でできる。問い合わせは同課=電話0776(20)0665。

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