愛称が「田原町ミューズ」に決まった田原町駅多目的待合所=10日、福井市田原1丁目

 福井市は10日、田原町駅東側に整備した多目的待合所の愛称が「田原町ミューズ」に決まったと発表した。同駅周辺で小中高時代を過ごした世界的な指揮者の小松長生さんが、音楽やアートで地域ににぎわいを生み出すという思いをこめ名付けた。待合所や線路をモチーフにしたロゴマークも披露された。

 同駅は、えちぜん鉄道と福井鉄道の相互乗り入れ事業の結節点。地域住民や鉄道事業者、市が田原町駅活性化協議会を設立し、周辺を音楽や芸術で盛り上げる「おとえきプロジェクト」に取り組んでいる。6月に小松さんに命名を依頼した。

 ミューズは、ギリシャ神話の文芸の女神で、ミュージックやミュージアム(美術館、博物館)の語源。施設周辺は学校や美術館など文化施設が集まる有数の文教地区で、駅を拠点に人々、施設が連携し、にぎわってほしいという思いをこめた。

 ロゴマークは曲線で線路、直線で待合所を表現。田原町とミューズの頭文字のTとMの文字を用いて待合所をデザインしている。

 小松さんや同協議会会長の野尻章博さんらが市役所を訪れ、東村新一市長に決定した愛称とロゴマークを報告した。小松さんらは「ぜひ浸透していってほしい」とあいさつした。

 待合所は来年1月、ライブや展示が行える多目的スペースとしてオープン。正式な待合所としては、来年3月末に供用を始める。

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