福井県内4駅舎の整備スケジュール

  北陸新幹線の芦原温泉(福井県あわら市)、南越(仮称、福井県越前市)、敦賀(福井県敦賀市)の各駅舎のデザイン案が9日、各駅ごとに3案ずつ示された。あと5年近くとなった敦賀開業に向け、地域のシンボルとなる新幹線駅舎がどの案で整備され、福井らしさをどう演出していくかが注目される。

 ⇒福井県内3駅デザイン案提示

 北陸新幹線敦賀開業に向けた県内4駅舎のデザイン案は、それぞれの地元市が市民へのアンケートや専門家の会合の意見を踏まえて1案に絞ることになる。内装を含めた詳細な実施デザインは、県が中心となって県産材の活用などを要請している。地元色を色濃く反映した外観、内装の実現に期待が高まる。

 芦原温泉駅の案について、あわら市は9日のうちに市会に報告。市の広報紙と一緒に配るアンケートと、駅周辺の整備プランを検討する協議会の意見を来年1月までにまとめる。それらの意見を踏まえ、市長をトップに有識者、観光・旅館関係者らでつくる別の協議会で来年3月中旬までに1案に絞る。

 ⇒【画像】芦原温泉駅のデザイン3案

 南越駅(仮称)に関しては、越前市は建築士や伝統工芸士らでつくる駅舎デザイン選定会議の会合を11月末と年明けに開き、3案について協議する。12月上旬~来年1月中旬に市広報や市ホームページ(HP)などで市民の意見を募集。選定会議や市会の意見・議論、市民意見の結果を踏まえ庁内会議で1案を決定し、来年2月末ごろまでに鉄道建設・運輸施設整備支援機構に回答する。

 ⇒【画像】南越駅のデザイン3案

 敦賀駅の案選定には、敦賀市が11月21日の市民フォーラムなどで市民の意見を聞くほか、HPでも受け付ける。校区内に駅がある敦賀南小、気比中などで出前講座を開き、将来世代の意見も反映させる考え。各団体代表でつくる委員会や市会にも意見を聞き、有識者の専門部会で推薦案を検討し、来年2月に決める。

 ⇒【画像】敦賀駅のデザイン3案

 福井駅も提示後に福井市が市民の意見を募った上で専門家の検討会で協議し、その結果を基に案を選ぶことにしている。市で整備する拡張部分のデザイン案の検討も同時並行で進める予定だ。

 こうした外観のデザインだけでなく、内装についても県からは既に県産品や県内の伝統工芸品の活用を同機構に要請している。西川一誠知事は9日、同機構大阪支社の蓼沼(たでぬま)慶正支社長に「内装などに福井らしい材料を使ってもらいたい」と直接求めた。これに対し、蓼沼支社長は「既存駅でも県産材を使っているので、その点は相談させていただきたい」と応じた。

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