ボクシングの成年、少年の選手が集まり汗を流した合同合宿=8月12日、羽水高

 競技別天皇杯の獲得が現実味を帯びている。愛媛国体で過去最高の11位となったボクシング。有力選手の補強、サポート体制の構築と来年に向けた準備が順調に進む。福井県ボクシング連盟の西川国夫理事長は「男女総合優勝が射程に入ってきた。全員一丸となって天皇杯を取りにいきたい」と力を込める。

 ■1年前の大躍進

 「各選手が今持っている力を出し切った。負けた試合でも手応えを得たものが多かった」。県連盟の岸田憲彦強化委員長は、愛媛国体での県選手団の奮闘を高く評価する。

 全3種別が初めてそろい踏みし、いずれも入賞を確保した。競技得点は昨年から倍増し21点をマーク。「想定していた以上に頑張ってくれた」と西川理事長も驚きを隠せない活躍ぶりだった。

 大躍進の流れをつくったのは成年女子の和田まどか(福井県体協)だ。世界選手権銅メダリストの新加入は「良い意味で福井県全体が注目を集め、他の選手は刺激を受けている」(西川理事長)。2連覇が懸かった今国体は重圧をはねのけ優勝。王者の貫禄、強さを存分に示した。

 その和田とスパーリングを重ねた少年勢も健闘した。北信越国体で初優勝した勢いを本国体でも発揮。4強入りした佐々木崇弥(羽水高)をはじめ3階級で入賞を果たした。5人中3人が2年生。伸びしろはまだまだあり、さらなる飛躍を予感させる収穫の多い大会となった。

 ■一体感

 1階級の入賞に終わった成年男子も来年に向け明るい材料は多い。今季加入した但馬ミツロ(福井県体協)は国体連覇の実績を持つ実力者。愛媛国体は故障で出場を見送ったが、福井国体での活躍は間違いないだろう。来年度はさらに有力選手が加わる予定。5人の出場枠がある中で、得点が期待できる選手を選別できるほどになりつつある。

 戦力だけが充実しているわけではない。「サポート役も含めたオール福井の体制ができている」と岸田委員長は言う。北信越国体前には大勢の成年、少年が集まった合宿をこなすなど一体感を醸成。代表選手だけではなく、チーム一丸で戦う姿勢が近年の好結果につながっている。

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