福井地裁=福井市春山1丁目

 福井コンピュータホールディングス(本社福井市)に勤めていた40代男性が勤務中に死亡したのは長時間労働が原因だとして、同市内の妻が国を相手に労災保険の遺族補償不支給処分の取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が8日、福井地裁(林潤裁判長)であった。妻は意見陳述で「時間外労働が月193時間以上の月もあったことが(福井労働局の労災保険審査官に)認められている」と述べ、長時間労働の影響で急死したと主張。国側は請求棄却を求め争う姿勢を示した。

 妻は「死因が急性すい臓壊死とされたことに疑問がある。二度とこのようなことが起きないよう、夫の死の原因が仕事であったことを認めていただきたい」と訴えた。

 男性は福井県坂井市内の職場で働いており、死亡当時、福井大医学部附属病院に運ばれ、急性すい臓壊死が死因とされた。妻側は弁論で「心臓疾患によるもの」と主張。福井地裁から福井大医学部や解剖を委託した県警坂井署に解剖記録などの開示を求めるよう申し立てた。

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