林治克社長

 測量土木、建築のコンピューター利用設計システム(CAD)を手掛ける福井コンピュータホールディングス(HD)=本社福井市高木中央1丁目=は7日開いた取締役会で、蕗野勝社長が退任し、後任に林治克取締役を選任する役員人事を決めた。同日付で就任した。

 蕗野氏から「一身上の都合」により、同日で社長と取締役を辞任したいとの申し出があり、受理した。

 福井コンピュータHDを巡っては、筆頭株主でダイテックグループ(本社東京)傘下のアセットマネジメント(本社名古屋市)が8月末、「蕗野社長は代表取締役として従業員の管理監督ができていない」などとし、蕗野氏の解任を目的に臨時株主総会を招集するよう請求した。

 これに対し福井コンピュータHDは9月末、「蕗野氏が管理監督できていないことはない」としながらも「グループの企業価値の毀損や社内の混乱を避け事態の収拾を図るため、蕗野氏が退任の意向を示した」と明らかにした。退任時期や新社長の選任は未定としていた。これを受け、11月8日開催の臨時株主総会で、蕗野氏解任の議案は取り下げとなった。

 林氏は福井市出身の56歳。千葉大を卒業し、1989年に福井コンピュータ(現福井コンピュータHD)に入社した。主に管理部門を歩み、社長室長などを経て2010年に取締役経理部長、13年7月から取締役。同年6月からはグループの主要子会社、福井コンピュータアーキテクト(本社坂井市)の社長を兼務している。12年には福井県立大大学院を修了した。

 福井コンピュータHDは測量土木、建築CADの分野で国内トップシェアを誇り、07年に東京証券取引所第1部に上場した。

 片岡克之取締役も7日付で辞任した。

関連記事
あわせて読みたい