「ショッピングモールの歌姫」として話題を集めている半崎美子さん=6日、福井市内

 「ショッピングモールの歌姫」として注目され、今年メジャーデビューしたシンガー・ソングライター半崎美子さん(36)=札幌市出身=が6日、自身のルーツであり、北海道開拓移民として利尻島に渡った福井市内の曽祖父の実家を訪れた。「私に福井の血が流れているからか、懐かしい感じがする」と“古里”への思いを巡らし、親戚の人たちに、さらなる飛躍を誓った。18日に同市のハピリンの屋根付き広場ハピテラスでライブ(福井新聞社主催)を行う。

>> 半崎美子さんミニライブ&サイン会情報はこちら

 半崎さんは2000年、札幌の大学を中退して上京。パン屋に住み込みで働きながら曲作りをし、事務所には所属せず、各地のショッピングモールを回って歌い続けてきた。今年4月、ミニアルバム「うた弁」でメジャーデビュー。この中の「お弁当ばこのうた~あなたへのお手紙~」が4~5月にNHK「みんなのうた」で放送され反響を呼んだ。歌声を聴いた人が涙することから「メンタルソング」「泣き歌」と評され、17年の下積みを経た不屈の精神とともに注目されている。

 半崎さんの曽祖父の木戸與三郎さんは、1902(明治35)年に利尻島に渡り、ニシン漁に従事した。福井市史によると、木戸さんが住んでいた当時の大安寺村や鶉村などでは、九頭竜川の水害を逃れ、新たな生活を求めて北海道に移住する人が多くいた。木戸さんの長男の三女が、半崎さんの母親。

関連記事
あわせて読みたい