トークショーで、自作したチラシを手にサイバー犯罪への備えを呼び掛けた「サイバニクス」のメンバー=5日、福井市のアピタ福井大和田店

 増加傾向にあるサイバー犯罪への備えについて意識を高めてもらおうと、福井大3年の女子学生4人でつくるユニット「サイバニクス」が5日、啓発ソングを福井市のアピタ福井大和田店で披露した。女子高校生が注目を集めたい一心で、会員制交流サイト(SNS)に個人が特定される恐れのある投稿を繰り返していく様子を歌詞で表現。犯罪に巻き込まれかねない安易な行動に注意を呼び掛けている。

 4人は大久保遥さん、吉村友初さん、西永恭子さん、三好結月さん。同大教育学部の岸俊行准教授(教育心理学、教育工学)のゼミ生で、今年5月に県警からサイバー防犯ボランティアに委嘱されたのをきっかけに活動を始めた。

 啓発ソングは「本当の世界」という題名で、この日は事前に収録した歌を披露した。4人で作詞し、三好さんが作曲、県警サイバー犯罪対策室の職員が編曲や録音などを担当した。

 「趣味は写真 はじめたばかり 誰かに見てほしくて 投稿したの」「とりあえずたくさん載せちゃえ 家族の写真も 今いる場所だって」などとSNSに投稿した内容が反響を呼び、有名になりたい思いに歯止めがきかなくなっていく姿をつづっている。

 トークショーも開かれ、そろいの衣装に身を包んだ4人は「珍しい経験をしたときは、SNSで自慢したくなると思う。でも、何げなく載せた写真によって個人情報が分かり、犯罪に巻き込まれる危険性もあると知ってほしい」と訴えた。

 啓発ソングは活動で活用していくほか、動画も制作する計画という。

 歌の披露やトークショーは、知的財産の保護や無許諾商品の撲滅などを目指す不正商品対策協議会(ACA)が同店で開いた「ほんと?ほんと!フェアin福井」の一環で実施された。ブランド品やCD、DVDの本物と偽物を比較できる展示などがあり、県警なども協力した。

関連記事
あわせて読みたい