色づき始めた養浩館庭園で始まった雪つり作業=1日、福井市宝永3丁目

 さわやかな秋空が広がった1日、福井市の国の名勝、養浩館庭園で雪の重さから木を守る雪つり作業が始まった。色づき始めた木々の中、枝を規則正しく結んだ縄の美しさが際立ち、来園者は少しずつ近づく冬の気配を感じていた。

 庭園内ではドングリがたくさん転がり、黄色いツワブキの花が見頃。紅葉は例年より2週間ほど遅れて始まったという。

 専属庭師の森口朝行(43)さんが、午前9時ごろから脚立に乗り、てきぱきと作業。支柱を立てた後、上端に取り付けた24本の縄を円すい状にマツの枝に結んでいった。庭園内のいろんな角度から雪つりを施した木を眺め、バランス良く見えるよう微調整した。

 森口さんは「長期予報で雪が多いと聞いている。重みに耐えられるようしっかり支えたい」と話している。今週中にマツ9本の雪つりを済ませ、続いてツツジなどの低木の雪囲いを今月中旬までに終える見通し。

 庭園では26日までの金土日曜と祝日、祝日の前日に夜間ライトアップを行っている。森口さんは「光に浮かび上がる雪つりの円すいの影を楽しんでほしい」と、来場を呼び掛けている。

関連記事
あわせて読みたい