第1回アジア国際映画祭の最優秀監督賞に、福井が舞台の映画「サクラサク」(2014年公開)の田中光敏さん、最優秀女優賞に同映画に出演した南果歩さん、最優秀映画音楽賞にテーマソング「残春」を手掛けた歌手さだまさしさんが決まった。表彰式は3日、台湾の台北市である第2回映画祭で行われる。

 同映画祭はアジアの芸術的な価値を高めるとともに、世界の平和に貢献するため、映画監督と芸術家が集う場をつくろうと創設。事務局は東京都内にあり、実行委員長は韓国の映画監督、金昌南氏が務める。平和や真実、生命と自然などをテーマにした映画作品が対象で、今年2月に「サクラサク」など24作品がノミネートされた。3賞のほか作品賞や新人賞などがある。

 田中監督は「南さんやさださんと共に賞をいただくことができ、とても光栄でうれしい。福井の皆さんと一緒に作った映画が国際的に認められ、少しだけ恩返しができたと思う」と話している。

 「サクラサク」はさださんの原作。崩壊しかけた家族が東京から福井へと旅する中で、互いを思う心を取り戻していく。緒形直人さん、南果歩さん、藤竜也さんらが出演した。南さんは義父の認知症に悩む嫁の役を熱演した。県や美浜町、福井新聞社をはじめ関係市町、企業などが出資・協賛して製作。同町や福井市、勝山市などでロケが行われ多くの県民が支えた。

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