セーレンが初提案した次世代型ディスプレー。左端のモニターはサイドミラーの映像をイメージする=26日、東京都江東区の東京ビッグサイト

 総合繊維メーカーのセーレン(本社福井市、川田達男CEO)は、27日に東京都内で開会した東京モーターショーで、同社のデジタル染色加工システム「ビスコテックス」を使った次世代型のディスプレーを初提案。近未来を想定した車内空間の先端技術をアピールしている。

 東京モーターショーへの出展は前回に続き2回目。シートメーカーのタチエス(東京)のブースに出展した。

 内装材の国内トップシェアのセーレンが提案したのは「次世代ディスプレーモデルV-COCKPIT」。運転席と助手席前に設けた一体型の大型ディスプレーに、ビスコテックスの技術を駆使したフィルムを用いた。

 このフィルムによってモニターや各メーター類の液晶画面の枠(つなぎ目)が見えず、画面が変わっても残像や陰影が残らず、画像がきれいに切り替わる。他メーカーでも開発が進む中、同社が先端を走る技術だという。自動運転や人工知能(AI)を搭載した近未来の車をイメージし、サイドミラーの映像などすべての情報を集約するディスプレーを想定している。

 ほかに、アームレストの布に描かれたレコードを触るだけで音楽が流れたり、電気がついたりするなど遊び心満載の機能も注目を集めた。モニターとタブレットを使い、お気に入りの内装をシミュレーションできるシステムも披露。シートだと素材、柄、色を組み合わせると約2500パターンが可能で、同社担当者は「自分だけの車内インテリアが作れる」とアピールしていた。

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