福井県内の医療関係者が「ふくい受動喫煙ゼロ宣言」を採択した脱たばこ・健康福井フォーラム=26日、福井市の県医師会館

 来年の福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会を前に「受動喫煙」を防ぐ取り組みを広めようと、福井県内の医療関係者らでつくる協議会が26日、福井市の県医師会館で「脱たばこ・健康福井フォーラム」を初めて開き、「ふくい受動喫煙ゼロ宣言」を採択した。宣言は公共施設の敷地内全面禁煙など6項目を掲げ、協議会として県や市町などに実現を働き掛けていく。

 県医師会、県歯科医師会、県薬剤師会、県看護協会など12団体が今年8月に「県受動喫煙防止対策協議会」を発足。最初の活動としてフォーラムを開き、関係者約80人が出席した。

 協議会会長の大中正光・県医師会長は「五輪や国体は単なるきっかけ。長い目で活動を続けていきたい」とあいさつ。同宣言では▽たばこの有害性などについての健康教育の推進▽医療関係者の喫煙率ゼロ▽すべての医療機関の敷地内全面禁煙の推進▽公共施設の敷地内全面禁煙を県や市町に働き掛ける―など6項目を掲げ、出席者全員の拍手で承認された。取材に対して、大中会長は「最終的にはすべての建物内完全禁煙を定めた『県受動喫煙禁止条例』の制定を目指して、行政、議会側に働き掛けていきたい」と意欲を見せた。

 フォーラムではこのほか、医師、歯科医師、薬剤師それぞれの代表がたばこの害や禁煙に向けた活動について講演。県済生会病院の小林弘明・呼吸器外科部長は「たばこを吸うと30分間は“毒”をはき続けている状態が続く。換気扇の下やベランダで吸っても家族に影響が出る」と警鐘を鳴らした。

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