福井県内小中の不登校者数

 文部科学省が26日に公表した2016年度の問題行動・不登校調査によると、福井県内の小中学校の千人当たりの不登校者数は10・3人で、4年連続で増加していることが明らかになった。県教委は「さまざまな要因が考えられるが、分かりやすい授業や楽しい学校づくりなどを心掛けていきたい」とし、対策を強化する方針を示した。

 不登校の定義は、1年間の欠席日数が病気などを除いて30日以上になること。県内小中の不登校者数は674人で前年度比37人増。千人当たりでは0・7人増の10・3人で、10人を超えたのは6年ぶり。全国の不登校児童生徒数も増加傾向にあり、千人当たりの数は13・5人だった。

 不登校の対策について、県教委は「スクールカウンセラーなどの外部人材を活用したチームによる対応を充実させ、事態が深刻化する前に学校をサポートする体制を強化していきたい」としている。小中学校のスクールカウンセラーは13年度は61人だったが、17年度は80人。

 県内の高校の不登校者数は286人で前年度比37人増。千人当たりでは12・6人(全国平均14・7人)となっている。高校の中途退学者は216人で同44人減。退学率は0・9%で全国平均は1・4%だった。

 県内の小中高で発生した暴力行為は同3件増の55件。内訳は、生徒間が34件、器物損壊が16件、対教師が4件など。千人当たりでは0・6件で、全国平均の4・4件を大きく下回った。県教委は「いかなる理由があっても暴力を許さないという指導の徹底で、全体的に落ち着いた状況を維持している」と分析している。

関連記事
あわせて読みたい