商工中金不正融資の構図

 政府系金融機関の商工中金は25日、公的制度「危機対応融資」の不正問題について、不正が4609件、融資実行額計2646億円に上ったとし、全体の2割超に当たる役職員800人以上を処分すると発表した。

 不正は全100店のうち97店で行われ、444人が関与していた。

 福井支店では調査の対象となった1462口座のうち、不正があると判定された口座数は17あり、不正行為が17件あったことが判明した。田岡靖之支店長は取材に「多くの関係者の皆さまに多大なる迷惑をお掛けする事態となり、深くおわび申し上げたい」と陳謝。「今回の不祥事を厳粛に受け止めて再発防止策を着実に実行していく。失いかけている信頼を少しでも回復できるよう、一歩一歩努力したい」と述べた。

 商工中金広報部は「今回の不正融資に対する調査報告書では経営層の管理監督、マネジメントの責任をより重くみている」と説明。福井支店で不正融資を実行した企業数や融資額、期間は「公表できない」とし、不正に関与した職員や処分対象者についても「転勤や退職者もいるため個別の人数は差し控える」と話した。

関連記事
あわせて読みたい