富山県内のヤードから押収された盗難車両の部品=24日、福井県内

 福井署、福井南署、福井県警捜査1課、機動捜査隊と富山県警の合同捜査班は24日、福井市内で7~8月に起きた連続自動車盗に関与したとして、盗品等保管などの疑いで、ロシア国籍で富山県射水市、自動車販売・輸出会社従業員コロブコフ・ニコライ容疑者(28)のほか、ロシア国籍の男女4人を逮捕し、窃盗の疑いで首謀者と実行犯とみられる30代のロシア国籍の男2人の逮捕状を取ったと発表した。

 捜査1課によると、首謀者は同市の自動車販売・輸出会社の経営者で、車を盗み解体しロシアに輸出する組織的な犯行とみている。福井、富山両県警は8月30日から計3回、同社の解体作業所(ヤード)を捜索し、盗まれた車の部品など約千点を押収していた。福井県警によるヤードの摘発は初めて。

 盗まれた車は12台あり、全て2013年以降に製造されたトヨタのハイブリッド車やスポーツタイプ多目的車。被害額は約2千万円に上る。福井市中心部の月極やマンション駐車場で夜から朝にかけて狙われた。いずれも鍵はかかっていた。

 コロブコフ容疑者の逮捕容疑は7月25日、実行犯を富山県から福井県まで車で運び、同市内での自動車盗を手助けした窃盗ほう助の疑い。また同26日から8月30日にかけて、実行犯が盗んだ乗用車計4台を、勤務する富山県射水市の自動車販売・輸出会社の敷地内に保管した疑い。捜査1課は認否を明らかにしていない。

 首謀者と実行犯は7月25~26日にかけて、福井市内で乗用車を盗んだ疑いがあるが、既にロシアへ出国。10月21日に逮捕状を取った。

 8月30日の捜索時にヤードにいた、いずれもロシア国籍で富山県射水市、同社従業員男性(28)、同、無職女性(27)、住所不定、タイヤ買い付け業男性(34)、同市、中古車販売業男性(29)も盗品等保管の疑いで逮捕していたが、福井地検は24日までに処分保留で釈放した。

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