普通列車のオーバーランが3件起きたJR南今庄駅=24日、福井県南越前町南今庄

 福井県南越前町南今庄のJR北陸線南今庄駅で24日、福井発敦賀行き普通列車が計3回、約60~170メートルにわたりオーバーランしたことが分かった。3件とも別の男性運転士だったが、いずれも「いつもより手前からブレーキをかけたが、滑った形で思うようにブレーキが利かなかった」と話している。乗員乗客にけがはなかった。

 JR西日本金沢支社が同日発表した。2件目の列車は、1駅手前の今庄駅でも約50メートルオーバーランしたという。

 南今庄駅は無人駅。1件目(2両編成、乗客約120人)は午前6時55分ごろに駅を約60メートル、2件目(同、乗客約70人)は午後4時35分ごろに約100メートル過ぎて停車した。この2件は同一の車両。同駅で乗降する客はいなかった。

 3件目(4両編成、乗客約80人)は午後6時50分ごろに約170メートル過ぎて停車した。同駅で降りる客が1人いたが、敦賀駅到着後に下り列車で南今庄駅に戻った。

 3件ともホーム端にある踏切を越えたため所定位置に戻れず、指令員は運転士に前進を指示し、そのまま発車した。踏切は駅利用者専用で、遮断機は下りていた。終点の敦賀駅には約6~14分遅れて到着した。

 3件のオーバーランを受け、同金沢支社は午後7時半ごろ、南今庄駅に停車する列車に徐行運転を指示した。ブレーキ操作に適切さを欠いたことが原因としているが、線路の点検の必要性などを今後検討する。台風の影響で線路が滑りやすくなっていた可能性もある。

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