福井市議会の本会議場=福井市大手3丁目

 福井市の近藤實市議(62)が10月4~8日、同僚市議や市民とともに姉妹都市の米国・ニューブランズウィック市(ニュージャージー州)を公務で訪れた際、訪問団を一時離れ単独行動していたことが18日、関係者への取材で分かった。市議の訪問経費は議会費で賄われており、行動を問題視する声が議会内から上がっている。同市議は同日、所属会派「志政会」を脱会した。

 姉妹都市提携35周年を記念しニューブランズウィック市側から招かれ、市幹部や市民らで訪問団を結成。市会からは近藤市議を含め5人が参加した。市議1人当たり約30万円の経費が議会費で賄われたとみられる。

 関係者によると、近藤市議は4日夜の入国後、ニューヨーク州に単独行動したとみられ、翌朝までに戻った。同僚議員や議会事務局職員が制止したにもかかわらず、聞き入れなかったという。公式行事は5日から組まれていた。

 近藤市議は取材に対し「ニューブランズウィック市のラトガース大などで公務をしっかりしてきた。それだけです」と説明。議会事務局の小川敏幸局長は「公式行事は翌日から組まれていたとはいえ、訪問団から離れての単独行動は遺憾」としている。志政会会長の野嶋祐記市議は18日、近藤市議の脱会届を議長に提出。志政会の所属議員は9人、近藤市議は1人会派となった。

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