練習に励むラグビー成年男子の福井選抜。小野澤(中央)の加入で戦力がアップした=9月15日、おおい町総合運動公園

 福井のラグビーは、元日本代表の朽木英次氏や京都・伏見工高を監督として全国制覇に導いた山口良治氏らを輩出したことで知られる。国体は1978年の少年男子を最後に入賞から遠ざかるが、福井国体に向け、成年男子(7人制)が大物を補強するなど各種別でてこ入れ。県協会は成年男子3位以内、女子(7人制)と少年男子(15人制)は入賞を目標に掲げる。壁に挑み、新たな歴史を切り開く陣容が見えてきた。

 ▼パワープレー全開

 成年男子は今年で4年連続の本国体出場。7人制初入賞となる決勝トーナメント進出は逃したが、県協会の玉井康弘理事長は「力はついている。福井国体では壁を破ってほしい」と期待を寄せる。

 伊藤大輝(大輝建設)や山本真慶(遠敷小職)らパワフルな選手が多く、縦突破主体の攻撃スタイルだ。7人制は前後半各7分でフィールドの広さは15人制と同じ。一日3試合を戦うスタミナが課題だったが、寺本幸司監督(若狭高教)は「この1年でいいトレーニングができ、克服できている」と手応えを示す。

 元日本代表で歴代2位のキャップ数を誇る小野澤宏時(県体協)が加入したのが大きい。ワールドカップなどの出場経験を生かし、「ゲーム中にタクトを振ってくれる」と寺本監督。愛媛国体は激戦区の予選プールで3戦全敗と悔しい結果だったが、「目先の勝ち」にこだわる姿勢を浸透させ、高い意識で臨む。

 ▼37年ぶり、貴重な経験

 少年男子は若狭東を軸に若狭、敦賀工の3高校選抜。朽木雅文監督(若狭東高教)が率い、今年は兄英次氏、玉井理事長らのチーム以来37年ぶりの本国体出場を果たした。

 ラグビー部があるのは嶺南の3高校だけ。人材が限られる中、体力づくり、基本習得を徹底し、切磋琢磨(せっさたくま)する。国体に向け、連携も強め、「各校が選抜チームに協力的。練習は非常にやりやすい」と朽木監督。合宿や遠征を行い、強豪との試合も重ねる。

 愛媛国体は1回戦で秋田を相手に先制するなど善戦。逆転負けしたが、朽木監督は「緊張感の中で強い相手と戦い、本国体の雰囲気を体感できたのは大きい」と話す。貴重な経験を1年後の1勝と入賞につなげたいところだ。

小浜市
「夢、無限大」感動おばま
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