福井県池田町池田中=同町稲荷

 福井県池田町池田中2年生の自殺で、池田町学校事故等調査委員会がまとめた報告書(要約)の全文は次の通り。

(1)本件事故の発生

 平成29年3月14日(火)午前8時ごろ、本生徒は本件中学校に登校し、玄関から校舎東側階段を上った。同日午前8時25分、本生徒が教室にいないことに気づき、教師らが捜索し、3階の生徒会室前廊下にカバンを発見し、窓から下を覗くと、本生徒が倒れていた。発見後直ちに病院に搬送したが、同日午前10時41分本生徒の死亡が確認された。

(2)調査委員会の設置と活動状況

 本調査委員会は、平成29年4月に、本件事故の客観的、公正な調査・審議及び結果報告、是正策の助言等を目的として、池田町学校事故等調査委員会設置要綱に基づき設置された。設置後、本件中学校及び教育委員会から資料(事故発生報告書、教職員からの聞き取り結果、アンケート結果等)の提出を受けたほか、同29年4月27日以降同年9月13日まで、合計16回の委員会会議を開催し、その間、保護者に対する独自のアンケート調査を実施した。また、生徒18名、遺族等の聴取調査を行った。遺族からも資料(中学校とのやり取りを記録したメモ、遺書らしきメモのほか作文等)が提出された。さらに、本生徒の小学校当時の担任教諭、本件事故当時の本件中学校の教職員、カウンセラー、教頭、校長並びに、池田町教育委員会教育長から聴取調査を行った。その上で、遺族に対し、中間報告及び再度の聴取調査を行ったほか、本件中学校及び本件事故現場も視察した。

(3)調査報告書の構成

 第2項から第4項で、池田町や本件中学校の概要、本件事故の発生、本調査委員会の設置、活動状況について明らかにした上、第5項で、調査委員会が得られた資料に基づき、本生徒の経歴と事実経過を認定し、第6項で、本件事故が自死であるかどうか、その原因を考察し、第7項で本生徒の自死に関わる事項、第8項で事後対応の問題点を、それぞれ検討した上、第9項で再発防止の提言を行う形となっている。(注・正式報告書の構成)

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