18日午前5時45分ごろ、福井県大野市上打波の山で、登山をしていた同県敦賀市の70代夫婦がクマに襲われ、顔や頭に軽いけがを負った。

 大野市や県警大野署によると、現場は三ノ峰や刈込池に向かう登山道の登り口、上小池駐車場から約120メートル進んだ地点。2人は三ノ峰へ行く途中だった。クマは体長約1メートルの成獣とみられ、やぶから飛び出して女性(70)を襲った。夫(74)が登山用の杖で追い払おうとしたが続けて押し倒された。女性は目の周辺を、夫は頭や耳を引っかかれるなどしてけがをした。クマはやぶに逃げ去った。

 2人はその後、車で市街地方面に向かい、大野署蕨生駐在所で同署に電話連絡した。

 市職員や猟友会、署員らが現場付近をパトロール、ロケット花火を打ち上げるなどして追い払いをかけた。登山客に注意を呼び掛け、現場を同日進入禁止とし、別の登山ルートを勧めた。

 県自然環境課によると、本年度のクマによる人身被害は2件目。今年5月に小浜市で70代男性が右足にけがを負った。

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