男子生徒の自殺を厳しい指導、叱責が原因と結論づけた調査委の報告書

 福井県池田町池田中で今年3月、2年生の男子生徒=当時(14)=が校舎から飛び降り自殺した問題で、男子生徒の母親が16日、「(自殺の原因は)教員によるいじめだと思っている。大声で執拗に怒られて、他の先生も見て見ぬふりをした」と話した。

 自殺前日の3月13日、生徒が過呼吸の症状を訴えたが家庭に連絡がなかったことに、母親は「連絡があったら絶対に学校に行かせなかった。毎日悔やんでいる」と声を震わせ、「ただ戻ってきてくれさえすればいい。それだけです」と涙ながらに訴えた。

 30代の男性担任が、周囲の生徒が身震いするほどの大声で叱責したことについては「副担任のことは嫌がっていたが、担任までもがそんなにきつかったとは。信じてすごく後悔している」と肩を落とした。

 いじめについて報告書は「具体的な資料は得られなかった」と否定したが、昨年7月、生徒が頬にできた腫れに関する説明を母親に渋ったことがあったといい「根本の原因は学校だが、いじめはあったと思っている」との認識を示した。

 また、15日夜の町教委の会見では、自殺の翌日に校長が自宅に訪れた際、家庭に問題があるかのような態度だったと遺族が話していたことも明らかになっている。

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