航空事故調査員ら(左上)が調べた不時着した小型機=16日午後2時55分ごろ、福井市小尉町上空から日本空撮・小型無人機ドローンで撮影

 福井新聞は16日、小型機が不時着した現場をドローンで上空から撮影し、川の流れとは垂直方向のほぼ東向きに沈む機体を確認した。操縦していた同市の医師松原六郎さん(66)は上流から下流へ北進しながら着水したと証言しており、着水時の衝撃か、水流によって向きが変わった可能性もある。

 小型飛行機は単発プロペラ機のビーチクラフトA36。米国で製造されている6人乗り小型機で全長約8メートル、全幅約10メートル。最大速度は時速約300キロ超。国内では主に操縦士訓練に使われている。

 同乗していた福井市の男性によると、機体は男性と松原さんが購入。1979年に製造され、エンジンやプロペラは何度か交換されていた。

 点検を請け負っていた民間会社によると、製造会社のマニュアルに従い飛行時間50時間ごとにエンジンなどを点検。8月下旬の点検で異常はなかったという。15日に山形県の庄内空港を出発する前と、給油で立ち寄った新潟空港でも点検したが、異常はなかった。

 松原さんは2005年8月に自家用パイロットの免許を取得し、これまでの飛行時間は約千時間というベテラン。15日の事故後、「何でこんなことが起きてしまったのか不思議だ。トラブルまでは順調に飛んでいた」と話していた。

 小型機は15日午後3時40分ごろ九頭竜川に不時着。松原さんら60~70代の男性4人が乗っていたが、けが人はおらず、機体は尾翼の一部を残して沈んだ。

 
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