アイジーエーが接客強化に向けて導入するパーソナルスタイリスト(左)=福井県越前市の「アクシーズファム ラボ」

 女性カジュアルファッションブランド「axes femme(アクシーズファム)」を展開するアイジーエー(本社福井県越前市矢放町、五十嵐昭順社長)は、会員登録している顧客らへの接客強化に乗り出す。昨秋オープンした新形態の店舗「アクシーズファム ラボ」(同市府中1丁目)に、予約制でじっくり時間をかけてコーディネートの提案などをするパーソナルスタイリストを11月中旬に配置する。アパレル業界では売上高に占めるインターネット通販の割合が伸びている中、対面接客にこだわり、顧客満足度を高めて囲い込みにつなげる。

 同社は実店舗での販売とネット販売を手掛け、ラボはその中間と位置付ける。ラボにはオンラインショップの商品を試着できるショールーム機能を備え、着心地を確かめられるほか採寸もできる。店舗に並ぶ前の最新商品など約200種類を取りそろえ、気に入った商品は、その場で注文が可能。撮影スタジオもあり、服を試着して専属カメラマンに写真を撮ってもらうこともできる。県内外から来店があり、好調という。

 11月中旬に東京・銀座に移転する東京本社にも二つ目となるラボを開く。パーソナルスタイリストも導入し、両方のラボを活用して顧客満足度を高めていく。

 パーソナルスタイリストの利用は予約制で、会員に限る。原則1対1で対応し、1人につき約90分接客する。あらかじめ顧客の購入履歴を分析して、好みの服やアクセサリー、雑貨を用意するほか、これまで購入したことのない種類の商品も提案していく。越前市のラボでは、北嶋倫巳店長(30)ら2人がパーソナルスタイリストとして接客する。

 同社に会員登録しているのは現在、約80万人。このうち購入額の多い顧客約1万人を第一のターゲットと位置付ける。

 五十嵐社長は「これまで十分な活用ができていなかった会員情報をうまく生かしていく。時間をかけた接客をすることで、顧客の心をしっかりつかみたい」と狙いを話す。北嶋店長は「よりファンになってもらえるよう深くコミュニケーションを取りたい」と意気込んでいる。

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