導入予定のポリエステル製のビーチマット

 誰もが心から楽しめるビーチへ-。福井県高浜町は同町和田の若狭和田海水浴場ビーチのバリアフリー化に向け、ふるさと納税による寄付の募集を始めた。年末までに430万円を募り、砂浜の移動が難しい車いすなどが海辺へ行きやすくする通路となる、ポリエステル製のマット「ビーチマット」の購入費に充てる。

 同海水浴場は、安全や環境保全などの厳しい基準を満たした海岸に与えられる国際環境認証「ブルーフラッグ」を昨年に取得。認証は毎年あり、基準を満たさなければ取り消されるため、町はさらなるビーチの水質保全などに取り組んでいる。

 同認証はバリアフリー面も考慮されることから、町は海水浴場の入り口にスロープ付きのウッドデッキを設置したほか、水陸両用の車いす「ヒッポキャンプ」を導入。ビーチには、砂浜の移動が難しい車いすやベビーカーが、海辺へ行きやすいようにと木板を設置した。ただ木板では腐食などで維持管理が難しくなるため、ポリエステル製のマットの導入を決めた。

 導入予定のマットは、長さ25メートル、幅2メートルのもの4本。並べて砂浜に敷いたり、イベントでは分割して活用したりと臨機応変に使えるよう考えている。町の担当者によると、マットは、同認証を取得している海外のビーチでは既に活用されており、国内でも神戸市の須磨海水浴場、神奈川の由比ガ浜海水浴場で使われているという。

 町の担当者は「ハンディがある人やお年寄り、小さな子どもなど、みんなが心からビーチを楽しめる環境をつくりたい」と話している。

 ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」の「ガバメントクラウドファンディング」で募っており、誰でも寄付できる。返礼品として、通常のふるさと納税で提供される町特産物のほか、8000円以上の寄付で「ブルーフラッグTシャツ」がもらえ、1万円以上でスタンドアップパドルボード(SUP)を体験できる。申し込みは、ふるさとチョイスのホームページ。アドレスはhttps://www.furusato-tax.jp/gcf/212
 

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