沖縄の地元紙から気になった記事を探す生徒たち=武生東高

 福井県立武生東高の2年生はこのほど、沖縄への修学旅行を前に、沖縄戦の実態や米軍基地問題について、現地の新聞を使って学んだ。戦争の悲惨さや平和の大切さを心に刻み、沖縄が抱える課題に「無関心であってはならない」との思いを強くした。

 今年の修学旅行は平和学習として、平和祈念公園やひめゆりの塔、嘉手納基地周辺を訪れるほか、沖縄の地元紙、琉球新報社の記者の講演を聞く。学びをより深いものにするため、総合的な学習の時間を活用した事前学習を企画。沖縄戦を特集した全国紙と、琉球新報、沖縄タイムスの8月の新聞を取り寄せた。

 事前学習は9月21、28の両日、普通科の全128人が取り組んだ。初回は、4~5人で班をつくり、気になった記事を1人1、2本ずつ切り抜いた。沖縄戦の生存者らのインタビューが掲載された紙面には「命 鳥の羽より軽かった」「親も子も夫も奪われた」といった見出しが並び、生徒たちは真剣なまなざしで記事を読み込んでいた。切り抜いた後は模造紙に貼りつけてそれぞれ要約を書き込み、他の人が選んだ記事へのコメントも記入した。

 2回目の授業では模造紙を黒板に掲示し班ごとに発表。「沖縄国際大への米軍ヘリ墜落から13年」や「事前通知なくオスプレイ飛行訓練」などの記事を紹介した班は「基地に対して、住民は不安や心配を抱えているようです」と説明。沖縄戦に動員された、ひめゆり学徒隊や鉄血勤皇隊に関する記事を取り上げた班は「今の中学生や高校生ぐらいの若者がたくさん亡くなりました」と報告した。

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