越前がに漁の解禁を前に、次々と作られる越前焼の「極」タグ=6日、福井県越前町樫津の国成窯

 越前がにの最高級ブランド「極(きわみ)」の高級感を演出しようと、福井県越前町漁協はカニに付けるタグに越前焼を採用した。黒い円形で金色の「極」の文字が輝くデザイン。

 越前町独自の取り組みで付加価値を付けるため、同町が主産地の越前焼に着目。昨季から導入した。町内の漁港に水揚げされた「極」に、従来の黄色タグと一緒に付ける。直径約3センチ、厚さ約2ミリ。

 越前焼工業協同組合が受注し、同町樫津の国成窯で制作している。円く成形したものを素焼きし、黒い釉(ゆう)薬を施し焼成。金色の文字が入ったシールを張り付け再び焼成し完成する。生きたカニに付けてもストレスにならないよう薄さと軽さを追求。高強度の陶土を使い慎重に作業を進めている。今月末までに、来季の分も含め500個制作する。

 県水産課によると、「極」は甲羅幅14・5センチ以上、重さ1・3キロ以上などの基準を満たしたズワイガニで、2015年から売り出している。昨季の漁獲は県全体で254匹、同町で167匹。競り値の最高値は1匹当たり37万円だった。

 
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