【10年前のきょう・2007年10月8日】小浜市遠敷地区の若狭彦、姫神社に奉納される「若狭一の宮大太鼓」の傘鉾(かさほこ)が約五十年ぶりに新調され八日、若狭姫神社で入魂式が行われた。式後は、太鼓と鉦(かね)の音にのって地区内を巡行し、住民にお披露目された。

 若狭一の宮大太鼓は、同地区の島、市場、中村区の住民約六十人でつくる保存会が継承しており、両神社の秋の例大祭で神楽と交代の隔年で奉納する。

 傘鉾は、太鼓が境内の外を巡行する際に先導するもの。昨年の祭りまでは、戦後間もなく作った傘鉾を使っていた。老朽化が激しいため、宝くじ助成金と保存会からの負担で、約二百五十万円かけて新調した。

 新しくなった傘鉾は、高さ最大四三○センチ。心棒は高級漆塗りで、台座はは腐食に強いケヤキ製。赤い傘幕に両神社の紋を刺しゅうしてある。

 入魂式では、地区の役員らが玉ぐしをささげた後、集まった約七十人の住民の前で、保存会会員約二十人による大太鼓の乱れ打ちや「棒振り」が披露され、新調をにぎやかに祝った。

 この後、傘鉾は境内を出て大太鼓や鉦、住民たちを先導しながら、近くの遠敷の郷会館まで巡行した。道路脇で見守る人々からは「本当に立派になった」と笑顔がこぼれていた。会館でも大太鼓が打ち鳴らされ、鏡開きで祝い酒が振る舞われた。

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