福井県丹南地区の県立高7校の再編について、鯖江と丹南、武生商業と武生工業をそれぞれ統合する案が検討されていることが6日、教育関係者への取材で分かった。2校削減案は10日に地元の教育、商工業関係者を集めて開かれる地区懇談会で県教委が示す予定で、地元の意見を聞く。

 関係者の話を総合すると、丹南は鯖江に統合する形を取る。統合によって学校規模を大きくし、活力の向上を狙う。丹南は自然科学や商業などさまざまな分野を学べる総合学科を特徴とすることから、統合後は鯖江の普通科内にコースを設けるなどして、特色のある教育の継続と魅力向上を図る方針。

 7月にあった地区懇談会の初会合では、鯖江市内の中学生が地元の高校を進学先に選ぶ割合が少ないと指摘されており、学校の魅力向上で地元からの進学者増も見込む。

 武生商業と武生工業は統合し、「総合産業高校」となる計画。総合産業高校は職業系を集約し、地域産業を支える幅広い人材育成を目的にしている。県内には奥越明成、若狭東、坂井の3校がある。

 伝統産業から最先端の工業分野まで盛んな丹南地区で、これらの産業を支えてもらう人材を引き続き地元で育てていく。武生商業と武生工業は統合後も数年は現在の校舎を使用する予定。

 丹南地区の県立高再編を巡っては、県教委が7月の地区懇談会で、2020年度をめどに2校削減し、5校とする方針を示していた。
 

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